まだ授業中の教室へは入られないが、朝から下校時まで、安定して友だちと登校できるようになって2週間。
給食が始まった日は、家から出られず休んだけれど、ここまでは順調な滑り出しだと思う。
去年(2年生)の今頃は、学校の敷地内にも入られず、校門タッチで帰っていたから。
そんな娘だけれど、夜、寝る前になると、親が悲しくなるようなネガティブ発言をする。
対策をすると、一週間でネガティブ発言をしなくなった。
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ネガティブ発言の内容
娘は、授業中は廊下から授業を見たり、別室で課題をやっている。
給食は食べられず、お弁当を持参して別室で食べている。
休み時間や放課後は仲の良い友だちと遊ぶ。
順風な復帰途中に見える娘の最近だけど、夜(寝る前)になると、
「心がスカスカする」
「学校では手が震えて字が書けなくなる」
「お母さんは〇〇が産まれてこなかればよかったでしょ」
「死にたい」
と言って、めそめそ泣く。
布団に入っている娘の横で頭を撫でていたら、そのうち寝入る。
「産んでほしくなかった」
「死にたい」
と言われると、焦ったり悲しくなったり疲れたり…
「そんなこと言われると悲しいよ、何で?」と話し込んでしまう日もあったり…
主人に相談すると、
「頑張って学校行って疲れてるだけだから、うなずいて話を聞いてたらいい」
「お前が一番動揺する言葉を分かって言っている。甘えているだけ」
「俺には一度もそんなこと言ったことない、俺が動揺しないのを分かっているから」
と、毅然としている。
SCの意見
SC(スクールカウンセラー)にも相談したら、主人とほぼ同じ回答だった。
- 寝る前のネガティブ発言に同調したり、もっと聞き出そうとするのは良くない
- ネガティブ発言には「でも、〇〇が頑張っているのを知ってるよ」「でも〇〇は、●●出来てるよね」などの肯定・前向き発言で返す
- ネガティブ発言が出そうな雰囲気になったら、絵本の読み聞かせをする、ギュッと抱きしめるなど、幸せな気分で一日を終えられるようにする
- 小学校低学年の「死にたい」は、大人のそれとは違い、「つらい」だったり、親の気を引きたい気持ちだったりする
相変わらず、娘の教室に入られない理由は分からない。
それの手がかりを得る為に、医療を受診して発達検査をし、結果が出た。
「明日、無理して行かなくてもいいよ」
と、初めて言えた。
(今までは、譲歩しても「行けるとこまで、行こう」だった。
それは、SCにできるだけ学校とは離れないように言われていたから)
そしたら、
「放課後遊ぶ約束してるから、明日は行くの!」
と半ばキレた口調で返事が返ってきた。
翌日の朝に念のため確認したら、「今日は行くよ」と、普通に出て行った。
娘が「行くの」
と言う構図は、入学して以来初めてのことだったので、驚いた。
どこかの不登校の本で読んだ、「親が学校へ行くことを手放したら、子はいずれ行くようになる」のフレーズが、その通りだった。
後日談
SCに言われたことを心がけると、ものの一週間で、娘はネガティブ発言をしなくなった。
効果てきめんで、本当に驚いた。
「頑張ってるね」「好きだよ」「大丈夫だよ」と安心させてあげることが親の役割なんだと分かった。