2年生の9月、運動会の練習が連日あり、慌ただしい季節。
娘は、別室で食べていた給食も食べられなくなり、正常登校へ復帰するどころか、退行していた。
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母子登校の内容が退行
食べられなくなったきっかけは、クラスの男の子に「なんで給食の時だけ教室に来るんだよ、ずるいぞ」と言われて心が折れたから。
その男の子とは、放課後たまに遊ぶし、仲は良い。
責めるような気持ちで言ったのではなく、「給食を受け取る時だけ教室に現れる子」という事実に対して、「教室で勉強してないのにずるい(?)」との率直な気持ちを言っただけだと思う。
そんなことで傷つかなくても…。
親は苦笑いするしかない。
自宅でも「気にしなくていい」「教室来たらいいのに、という励ましの意味」などフォローを入れまくるが、ダメ。
毎日、担任や仲の良い友だちが「給食食べよう」と誘ってくれるけど、ダメ。
別室で給食を一緒に食べる機会がたまにあった、娘が信頼している保健の先生が誘っても、ダメ。
怠けでもなく
秋になり、遠足があった。
遠足の内容は、遊具で自由に遊んで帰るといった、楽しいもの。
当日の朝、本人に行く気があったので、車で現地まで連れて行った。
しかし、現地でとたんに表情は青ざめ、誰にも見つからない場所に隠れて、みんなと合流できなかった。
完全なお遊び遠足でも、参加できない…。
そして、本人は、その理由が分からないと言う。
医療で検査を受けたい
教室へなぜ入られないのか、そのことも、本人は悩んでいる。
1年生の時は、復帰まで日々の進退はあっても、全体的に進歩していた。
今回(給食がダメになった)のように、あからさまな退行はなかったので、「おかしいな」と違和感を感じた。
学校と家庭で、できる範囲の手助けはしている。
手詰まり。
主人と私は、切り口を変えて、第三者である医療の力を借りてみようかと判断。
動機は以下の通り。
- 長女のことをもっと知りたい、力になりたい
- 長女に何らかの障害があるのなら、家族や学校など周囲がどのように支援したらいいのか知りたい
- 「自分の特性」を本人が知ることで、今より生きやすさを感じ、将来的にプラスになるのではないか
本人には、
実は、心の専門のお医者さんもいて、〇〇が学校で悩んでいることを診てもらうこともできるんだけど、どう?
行ってみる?」
と尋ねてみた。
すると、
「うん、行きたい」と、即答。
子どもでも診てもらえる心療内科探しが始まった。
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